姫御前岳を訪ねて

ポテト

2013年08月07日 00:48


   先日、 昼の休憩の時間に 

   ふと  思い立って、 姫御前岳へ 行ってきました 





 

   車で走ること、およそ 5分、 福岡県と熊本県との県境 

  熊本県山鹿市 柚ノ木谷へ











   後ろに聳える山が、 左から 雄岳、 姫御前岳、 女岳 です











   福岡県 と 熊本県 の県境  鹿牟田峠(かむたとうげ)
    福岡県側からの様子です












   熊本県側からの様子   
      少し、寂しい所です










   ちょうど県境の 道路脇の土の壁面に、お地蔵さんが祀ってありました











   そのすぐ横、 『姫御所さん参道登り口』 の案内標識から登って行きます 






   延々と、  砂利とコンクリ舗装の交互に続く 林道を登って行きます




   ところどころ 砂利が えぐれ、 両脇から草が覆い被さり

   孟宗竹が倒れた 道を ひたすら 走る 

  ※ もし行ってみようと思われる方、決して乗用車で行こうとは思わないでください
     絶対後悔します、Uターン場所も殆どなく、脱輪しようものなら遭難しかねません
      軽トラ(4WD)がオススメです




















   何度か、あきらめて引き返そうかと思いながらも、 

   何枚かの案内板頼りに 登った先には・・・












   尾根伝いに続く道、 その広くなった場所の一角にお地蔵さんが祀ってありました



 





   そういえば、なぜココへ来ようと思ったのか、

   まだ 書いていませんでしたね




   この土地には、こんな悲しい話があるのです



     姫御前物語
 
南北朝時代、天皇の命を受け、下向された御征西将軍良成親王、
親王を慕い矢部に向かわれた親王の後を追われたお后 姫御前は、
雄岳を後にした峠に差しかかった時、急に産気づかれ難産のため亡くなられた
 
 息をひきとる前に

  「自分は難産のために死ぬが、
    我れ死なば難産の女を救い、安産を得させるであろう」

   と遺言された

それ以来、里人は姫御前を お産の神様 として崇めている
 

   -黒木町史より-


 ※ 姫御前岳 に詳しいサイト

   http://www5b.biglobe.ne.jp/~ms-koga/324jirobuchi.html

   http://www.geocities.jp/tttban2000/Room/yama/yama4/yamaindex.html







  もう十数年前ですが、妻のお腹の中に長女がいるときに、

  このいわれを母から聞いて、お参りに登ってきたことがあるのです




  あのときは、林道が整備されたばかりで、木々も伐採され見晴らしが良く

  お産岩にも行って、そのすぐそばに祀ってあった社へお参りしたのですが・・・



  今回は、依然と様子が がらりと変わっていて、 岩も社も発見できず・・









  この私のブログにも、ちょこちょこ登場して下さる 某歴女さんに影響されたのか


  何となく、 行ってみたくなりました 





  開かれた林道を、 それも車で行くのでさえ大変な山道


  好きな人を おもい 、一心に登ってくる・・ 

      こころざし半ばで倒れる 心情はどんなだろうと・・ 














  社を発見できなかったことに、後ろ髪引かれる思いで 帰路に






  帰りは、グリーンピア八女へと 抜ける道へ 










   鹿牟田峠からの道と違い、
  10分足らずで グリーンピア八女 プール駐車場横の道へ降りてきました











   プールでは、子供達の陽気に はしゃぐ声が響き、
    溜池では、ボートが のんびり浮かぶ 現代




  この のんびりした風景を 姫御前が見たら、 なんといわれるでしょう 






       平和が一番だなぁ~  と感じた ちょいとした 小旅行でした 









 




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