2011年07月21日
昔むかしの話
ウチの地区にある弓掛津江神社
今年の10月に850年御神紀大祭が行われる予定です

※写真は修復前のものです
御祭されているのは、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊弉册尊(いざなみのみこと) 国常立尊(くにとこたちのみこと)
創建、 嘉応元年(1169年)
黒木中学校の東側、城山の頂上にかつてあったという猫尾城の初代城主 黒木大蔵大輔(クロギオオクラダイフ) 源助能(ミナモトノスケヨシ)公が豊後の領主 大友家より謀叛の疑いをかけられ、豊後津江の山浦に閉じ込められます
このとき、助能公が津江の神に願を掛け祈りました
「再び猫尾城へ戻れたら、津江の神を黒木に遷し奉る」 と・・
やがて疑いが晴れ、猫尾城に帰城された助能公でしたが、神との誓約を忘れ月日を過ごしていました
しかし、南に山に怪しい光がさしたり南山の麓に物音がしたりと不思議なことが続いたある夜、
助能公は夢で津江の神より誓約を守っていないことを言い聞かされます
これに驚いた助能公は急いで社を作りました
それが、弓掛の津江神社だそうです
猫尾城より10キロも離れたこの地に、そんないわれのある津江神社があるなんて不思議です
そういえば、先日、桜子さんが来られた時にも ちょこっとお話したんですが、
イザナギノミコトとイザナミノミコトの話、
ギリシャ神話のオルフェウスとエウリュディケーの話と一緒じゃないかな

死んでしまった妻を忘れられず、死者の国へ取り戻しに行きますが、
地上に着くまでに振り向いちゃいけないという約束を守れず、
振り向いてしまったために決別してしまう・・・
遠い遠い離れた場所で、ともに受け継がれてきた神話の共通点
何か不思議です


Posted by ポテト at
22:51
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